国民年金基金とは

国民年金の基礎知識

国民年金だけでは老後の生活は厳しい!?


平成27年度の国民年金受給額の満額は780,096円。月額で65,008円。夫婦2人合わせて130,016円です。


国の試算では、老後の夫婦が2人で生活するのに必要な資金は月280,000円とされています。


つまり国民年金だけでは生活費の半分も満たしてくれないということです。


厚生年金を支払っていた元サラリーマンであれば、納めていた金額にもよりますが夫婦2人で約230,000円程度(モデル受給額)になります。しかし、自営業者の場合は国民年金だけを納めればよいことになっているので、結果として年金受給額に大きな格差がうまれてしまうのです。


そこで、この格差をなくすために国民年金とは別に「国民年金基金」があります。



国民年金基金
加入条件 国民年金の加入義務のある20歳以上60歳未満の方
掛金(月々の納付額) 上限を68,000円/月とし、加入したときの年齢・性別、加入するコースによって毎月の掛金を決定します。なお、途中でコース変更するも可能です。
脱退 原則脱退はできません。(ただし免除対象になったり、本人が死亡した場合などは脱退することになります。)
給付される内容 ■老齢年金(60歳または65歳以後)
■遺族一時金(加入者が死亡したら遺族支払われます)


また国民年金基金は全額所得控除の対象となりますので、国民年金基金に加入することで老後の備えと同時に、節税対策にもなるということです。



国民年金基金についてもっと詳しく知りたい方は、「国民年金基金連合会のサイト」で資料請求してみてください。