個人年金保険を利用する

国民年金の応用編

老後にかかる生活費はいくら？


平成26年の家計調査報告（総務省）によると、高齢無職世帯の月支出額は約23万円、それに対し月収入額は約17万円。ということは毎月約6万円が不足しているということです。


仮に夫婦2人で老後30年間、年金のみで生活する場合は、2,160万円の貯金が必要ということになります。


若いころは子育てや住宅などにお金がかかり、あまり貯金にまで回らなくても、「まあ、退職金でなんとかなるか。」と思ってしまいがちですが、近年では退職金を減らす、または制度をなくしてしまう企業が急増しています。


将来設計が確実でないいま、老後の生活資金を確保する手段として民間会社が運営する「個人年金保険」があります。



公的年金に不安を感じる人におススメ


国民年金は毎年保険料が上がる一方、受給できる年齢が引き上げられ、受給額も減少傾向です。


老後の生活に不安を感じる人が増えるのも無理はありません。しかし嘆くだけは状況は変わりません。「自分の老後は自分でなんとかする」という気概で若い時から行動するしかありません。


もちろん個人年金だけで老後の生活が保証される訳ではありませんが、まずはライフプランのとっかかりとして思案してみてはいかがでしょうか？