年金の未納

こんなときどうするの?

どうしても払えない時の免除制度


国民年金を納めていない人(未納者)の数は現在400万人程度いるようですが、この方たちの多くは、申請すれば国民年金の保険料が免除されるといわれています。


学生で年金が払えない」「社会人で年金が払えない」でも解説したように、経済的または身体的に年金保険料の納付が困難な方については、保険料の全額または一部が免除される制度があります。


しかし、この制度を利用するためには自ら手続きを行わなくてはなりません。放っておいても自動的に免除されることはありません。この制度のことを知らない、または知っているが面倒だから手続きをしないなど色々な方がいらっしゃると思いますが、もし納付が困難なのであれば是非この機会に免除申請を行ってください。


手続きは市区町村役場もしくはお近くの年金事務所で行います。


免除申請が認められれば、もう未納者扱いにはなりません。将来もらえる年金額についても1/3は保障されます。


もし申請が通らなかったとしたら、それは年金保険料の支払い能力があるということですので、速やかに保険料を納めましょう。



督促を無視するとどうなる?


年金保険料の支払い能力があるのに支払わない方については、将来の年金がもらえないことはもちろんですが、市区町村からの支払い命令を無視し続けることで最悪の場合、財産の差押えを執行されることがあります


財産とは家・土地・預貯金・給与などのことをいいます。差押えが執行されるまでには何回も催促通知が届きますので、とにかく一度相談に行かれることをおすすめします。市区町村の配慮で分割払いにしてくれるケースなどもあります。